〇生前贈与詐欺
寒い日が続きますね。天気予報で、週に1回は雪だるまマークを見ている気がします。
インフルエンザもずいぶん流行ったようで、施設が面会禁止になったり、学級閉鎖もよく耳にしました。皆様は大丈夫でしたでしょうか?
私もできればカゼ等はひきたくないと、ある病院の医師の方が実践しているとお聞きした「冬はいつもタートルネックのセーターを着ている。そうするとカゼをひかない。」というのを実践しています。私にとってはこれがなかなか効果的で、「なんか喉がイガイガする・・・」と思っても、本格的なカゼに移行することなく治ってしまったり、タートルネックを着ている間は、カゼをひいていないような気がします!
少し前に、「生前贈与詐欺」の報道がありました。
「莫大な財産を持っている人が余命宣告を受けた、誰かに生前贈与したいから受け取ってくれないか。」というストーリーのメールを不特定多数に送って、返事をした人には「○○手続が必要」とか「○○手数料を払えば送金する」等と騙してお金を振り込ませる、という手口です。
私も、このメールを何度か受け取ったのですが、「○○という病気になって余命が何日と言われました・・・〇億円持っています。これを無駄にしないように、誰か受け取ってくれませんか?」というような、正直言ってあまりリアリティのないメールでした。それなら、相応しい慈善団体等がたくさんあると思うのですが・・・というツッコミが、平常心であればはいるところです。
これに騙されてしまった方々は、騙される場合はたいていそうなのですが、心の隙をちょうど突かれてしまったのでしょうね。自分が不安に思っていたり、劣等感を感じていたりする部分を、「これですべて挽回できる!解決する!!」という状況が、目の前に急に現れるわけです。たぶんウソだと、心の奥では気が付いていながら、本当であって欲しいという一縷の望みにかけて、結果として騙されてしまうのではないでしょうか。昨今は、相続税の増税の影響で、生前贈与というワードが身近になっていたことも、原因の一つにあるかもしれません。
「相続税が増税になったから、相続税対策が必要ですよ!」なんて詐欺も、これから登場するかもしれません。何事もそうなのですが、本当に必要かどうか、自分だけで判断しないで、まずは誰かに相談してくださいね。ハンコを押してしまったり、お金を振り込んだりする前に。専門家への相談も、今は窓口が増えています。
「今すぐ決めなければならない」とか、「今すぐお金を振り込んでくれ」とかいう場合は、たいていは怪しいと思います(私見ですが)。
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