○住宅購入に給付金
昨日の日経新聞の夕刊を見てびっくりしました。
2014年4月の消費税増税に合わせて、住宅を購入すると最大30万円もらえる、という制度を導入するそうです。消費税増税に対する、事実上の軽減税率策第1号、といったところでしょうか。それやったら食品にも軽減税率を・・・なんていう庶民の叫びはとりあえず置いといて。
まず、住宅ローンを利用して住宅を購入する年収510万円以下の方に対して、10万円~30万円を現金給付するという制度ですが、住宅ローン減税の恩恵をなかなか受けられない所得層への対策ということでは、こちらはなるほどなと思ったのですが・・・
現金で住宅を購入する場合にも、現金を給付するとのことです。そもそも現金で住宅を購入する層に対して、消費税増税分の補填が必要なのでしょうか?と思ったり。50歳以上で年収650万円以下の方が現金で住宅を購入する場合、という制限がありますが、この制限も「?」です。どういった層に給付することを想定しているのか、勘ぐりたくなります。
しかし、住宅というのはそもそもが大きな金額のものなので、10万円~30万円の給付があるからといって、「もらわな損!」とばかりに住宅を買うようなものではないように思います。あくまで、自分の資金繰りができて、自分が気に入った物件に巡り合った時、が買い時だと思います。
また、不動産という商品はすべて1品ものなので、定価というものが存在しません。ですので、給付金の分が本当に得になっているのか、なかなか判断の仕様もありません。(この点はエコカー補助金とは異なりますね。新車には定価がありますから。)
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