○過払金返還請求
今日は、過払い金返還請求の訴訟に行ってきました。
相手方は関西の大手A社と、関東の大手B社です。
B社とは、事前に訴外で話し合いをして合意ができており、期日はシャンシャンと進みました。
A社とは、準備書面のやり取りを2度ほどしてお互いの主張をした上で、事前の話し合いもしていましたが、合意できずにいました。期日には担当者の社員が出頭していました。A社の担当者は裁判官に「和解を求めます。」と述べたので、司法委員の先生とA社担当者と私とで、和解のための話し合いをするために別室に移動しました。
この事件は論点も少なかったので、話し合いの内容はすぐに「いくらなら納得できるの?」というところになりました。和解をするためには、嫌でもお互いに歩み寄る必要があるのですが、A社の担当者は、自分が和解を求めたにも拘らず、全く譲りませんでした。(まぁ、担当者個人の問題ではなく、会社の方針がそういうことなのでしょうが。)それでは和解できるはずもなく・・・和解は決裂となりました。
法廷に戻り、「あぁ、今度は裁判の引き延ばしをしてくるんやろなぁ・・・」と考えておりますと、意外にも(?)裁判官は結審をして、2週間後に判決、ということになりました。
明らかに裁判を引き延ばす作戦が、裁判官の目に余ったのでしょうか。
A社は、自社の信用状態が悪いことを強調していたので、早々の結審・判決は非常にありがたいことです。
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