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もりぐち便り~守口市駅前のいち司法書士のつぶやき~

○過払金返還請求

 

 今日は、過払い金返還請求の訴訟に行ってきました。

 相手方は関西の大手A社と、関東の大手B社です。

 B社とは、事前に訴外で話し合いをして合意ができており、期日はシャンシャンと進みました。

 A社とは、準備書面のやり取りを2度ほどしてお互いの主張をした上で、事前の話し合いもしていましたが、合意できずにいました。期日には担当者の社員が出頭していました。A社の担当者は裁判官に「和解を求めます。」と述べたので、司法委員の先生とA社担当者と私とで、和解のための話し合いをするために別室に移動しました。

 この事件は論点も少なかったので、話し合いの内容はすぐに「いくらなら納得できるの?」というところになりました。和解をするためには、嫌でもお互いに歩み寄る必要があるのですが、A社の担当者は、自分が和解を求めたにも拘らず、全く譲りませんでした。(まぁ、担当者個人の問題ではなく、会社の方針がそういうことなのでしょうが。)それでは和解できるはずもなく・・・和解は決裂となりました。

 法廷に戻り、「あぁ、今度は裁判の引き延ばしをしてくるんやろなぁ・・・」と考えておりますと、意外にも(?)裁判官は結審をして、2週間後に判決、ということになりました。 

 明らかに裁判を引き延ばす作戦が、裁判官の目に余ったのでしょうか。

 

 A社は、自社の信用状態が悪いことを強調していたので、早々の結審・判決は非常にありがたいことです。

 


守口市駅前の司法書士事務所です。守口市・門真市の方々からのご相談を多数受けておりますが、もちろんその他の地域も対応可能です。



 

 

2012-11-14 15:57:33 | RSS